虹色すかい– Author –
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◆第07話
その日、エフタルはいつものように屋敷を出てダガラ城を目指した。途中、輿の御... -
◆第06話
「それでは、ラシュリル様。離宮の暖炉に火を入れてきます」 「ええ。頼んだわ、ナ... -
◆第05話
「そんな大役……。わたし、不安だわ。大丈夫かしら」 「君の笑顔は、場をなごませて... -
◆第04話
「まぁ、ラシュリル。あなたがそんなことを聞くなんて初めてね」 目を丸くしたマ... -
◆第03話
コルダは、清殿を出て廊下から夜空を見上げた。今宵の月は、鳥のかぎ爪のように... -
◆第02話
大陸を西から東へ移動すると、季節を逆走するような奇妙な感覚にとらわれる。 同... -
◆第01話
西へ向かったカデュラスの使者が大陸最西端の国キリスヤーナに到着した夜、カリ... -
◆序章
ちりばめられた星を従えて、月が悠然と輝く夜のこと。 吐息のように優しい風が...